講師：　日本指圧協会前会長 　稲場哲夫先生

　　　　　日本指圧専門学校同窓会会長　青木宏先生
議題：　臨床指圧講習　２　頚部の指圧

指圧国際大会第2日目
因泥先生の臨床指圧講習につづいて、日本指圧協会前会長稲場哲夫先生及び日本指圧専門学校同窓会会長青木宏先生による有資格者（プロの指圧師）向けの臨床 指圧講習会が開催されました。引き続き世界各国から50人ものプロの指圧師が参加し、「頚部の指圧」と題して実技指導がおこなわれました。
実技指導に先がけ、稲場先生より「指圧は医療の原点である」というお話をいただき、参加者一同改めて指圧治療のすばらしさを認識。実技指導に突入後、まず は参加者の前で稲場先生が、青木先生を患者にみたて、頚部の指圧のデモンストレーションを行い、その後参加者は二人一組になって実技講習開始。一通りデモ ンストレーションを終えた稲場先生は、指圧師一人一人の元へ足を運び、実際に手と手を取り合っての直接指導をしてくださいました。印象的だったのは、稲場 先生の手の大きさ。とりわけ親指の大きさには参加者一同驚愕。足の親指ほどあるその指からは、指圧師として長く、深く、そしてあたたかな歴史が手に取るよ うに伝わってきました。

稲場哲夫先生 　1940年生まれ。1961年日本指圧専門学校を第3期生として卒業後、同年に稲場指圧治療院を開業する。と同時に日本指圧専門学校において、第18期から第23期、また第45期から現在まで指圧実技講師を勤めている。 ～～大会に向けたコメント～～ 「生かすも殺すも首の治療と言いますが、前頚部、側頚部、後頚部を今回のテーマとし、重ね母指圧から両手母指圧について講義を行います。

青木宏先生 　   1977年、第19期生として日本指圧専門学校を卒業。現在は日本指圧専門学校同窓会会長、日本指圧専門学校学生部及び国際部部長、日本指圧協会理事及び国際部長として指圧界に貢献している。 ～～大会に向けたコメント～～　 今回の国際大会は第15回。前回の大会は、２００１年3月のローマ大会でしたから、7年ぶり、久々の大会ですね。おめでとうございます。なを、カナダ指圧カレッジならびにカナダ指圧協会創立10周年だそうで、あわせて、だいだいてきに祝いましょう。