第14回指圧国際大会　イタリア（平成13年9月29-30日）

イタリア・ローマ市内のウンベルトプリモ大学ホール及びサンタマリア大学にて2日間に渡り400名の参加者を迎え盛大に開催されました。

大会第1日目、9月29日午前9時 医学専門記者フージ氏の司会で開会。次いでローマ国立大学医学部外科第一学部長ルイジ・フラティ教授並びに同大学医学部ロル・ベルガータ分校のフランコ・ ポスタッキー教授の講演が行われました。その後、浪越満都子校長の挨拶、日本指圧専門学校副校長石塚寛先生による「指圧に於ける効果」と題する講義、精神神経 科医ドクター・チンツィア・ロベルティ先生、ドクター・マルコ・トラバレージ教授、セルジオ・アジュウス先生による医学的な指圧効果についての説明があり 前半の部は終了しました。

そ の後会場をサンタマリタ大学に移し、浪越満都子校長が「背部及び腹部の基本指圧」のデモンストレーションを行い、号令に合わせながら日本指圧専門学校の講 師の方々からの実技指導、日本指圧協会理事長稲場哲夫先生の「頭痛に対する指圧の治療法」の講演並びに「前頚部、側頚部、後頚部」の指圧の実技指導が行わ れ、大会1日目は終了しました。

大会2日 目は、ハワイ愛泉指圧学校校長因泥文彦先生の挨拶及び、「肩こりの応用的指圧治療法」とそれに深く関係する部分の熱心な実技指導で幕を開けました。その後は、 カナダ指圧アカデミー校長斉藤健泉先生による「手指のしびれの治療法」と題する講演、日西指圧学院校長小野田茂先生による腰痛に対する指圧の講義及び実技 指導、カナダ指圧カレッジ校長池永清先生によるカナダＢＣ州の医療システムについての講演及び車イスを使った坐位指圧のデモンストレーション、オーストラ リア・指圧センターの浦川美智代、杏子先生のオーストラリアでの活躍状況に関するビデオの上映、アルゼンチン指圧学校長グラシェラ先生の講演及び実技指導 と国際色豊かな内容で大盛会のうちに大会は終了しました。

この大会の模様はイタリア・ローマの新聞に大きく掲載され、ヨーロッパへより一層指圧がアピールされた事は言うまでもなく、今後のローマの指圧界にとって大変有意義な結果となりました。